メールを送信するにはメール送信サーバ (SMTPサーバ)に接続してメール送信(配信)を依頼します. ただし、メール送信サーバはユーザ名やパスワード無しでメール送信 を引き受けてしまいます.何も対策しないと、 見知らぬ人のメールでも送ってしまいます.いわゆるSPAMと呼ばれる ゴミメールはこの弱点を悪用しています.大量の宣伝などを他人の メール送信サーバを踏み台にして送る迷惑な存在です.このような 迷惑メールを防ぐために、本メールサーバ(TinyForest.gr.jp)は 「POP Before SMTP」という機能を実装しています.
コンパイルする前にMakefileをREADMEの内容に従って変更する
必要があります.Linuxの場合の変更例が書いてありますので
例に従って変更します.変更したら、
# make
# make install
# make install-man
さらに、/etc/mail/dracd.allowに
255.255.255.255 127.0.0.1
のようにPOP3/IMAPサーバが稼動しているマシンのネットマスクと
IPアドレスを書きこみます.これはDRACD(rpc.dracd)とPOP3/IMAP
サーバが通信できるようにするためです.標準では、rpc.dracdは
POP3/IMAPサーバから受け取ったIPアドレスを30分間保持します.
つまり、POP3/IMAPサーバにログインしてから30分以内ならメール
を送信できます.
255.255.255.255 111.222.333.444
# level 8 config file format
V8/Berkeley
#### DRAC modification by S.K.
Kdrac btree /etc/mail/dracd
...................
SLocal_check_rcpt
Scheck_rcpt
R$* $: $1 $| $>"Local_check_rcpt" $1
...................
# check IP address
R$* $: $&{client_addr}
R$@ $@ OK originated locally
R0 $@ OK originated locally
R$=R $* $@ OK relayable IP address
#### Insertion for DRAC(From Software design 1999/5)
R$* $: $1 $| $(drac $1 $: > $)
R$* $| > $: $1
R$* $| $+ $@ OK
#### end of insertion
注意:挿入する3行の最初の2行の'$:'と、最後の行の'$@'の前には
タブをいれること。